
さて、グランドスタッフが採用試験で求められている英語力について、先回ざっと見たわけですが、これらはあくまで採用試験の応募資格で求められてる基準であって、これだけ満たせば仕事がこなせるという意味ではありません。
また、外資系航空会社がバンバン発着してるような国際空港から、コミューター便しか乗り入れてないような小さな空港もあるしで、一口に『グランドスタッフの必要な英語力』っつったって、どう答えていいのやら...というのが正直なところ。
数字を用いてTOEICなら◎◎点、英検なら◎級とはっきり答えられる人なんていないと思います。
そもそも、英検もTOEICも会話能力が全く審査されてません。(なのに何で相も変わらず英検・TOEICばかりなんだろ??)
ただ、言えるのは空港の英会話ってそんなに難易度の高いボキャブラリーを駆使しないといけないわけではありません。
ご自分が空港でしているの日本語の会話を英語に置き換えてみれば分かるでしょ?
中学生レベルの構文でも、正しい発音でキッパリ言えるかどうか。 そして、瞬発力大事!
頭で文章を組み立ててるヒマはありません。
それほど難解な英語じゃないのに、外国人から「ペラペラペラペラ?」されると、固まってしまう人が多いんです。これが現実。
簡単な文言にもかかわらず、頭ではわかってるのにどうしても口をついて出てこない人は・・・
youcanspeak
で訓練するのがいいですよ!
関係代名詞を使った長い文章も、コレで訓練すればこなれた英語フレーズが口をついて出てくるようになって、それが出来た瞬間といったら!
ペラペラの域に一段近づいたと実感出来ます。実際、会話の瞬発力もすごく高まると思います。
恥ずかしさや自信の無さは、実際に声を出して訓練することで克服できます。
日本人は時間さえかければ、複雑な構文を正しい文法で正確に組み立てられる力があるのに、自信の無さが邪魔して無口になるのがすごくもったいないです。
普通に大学受験した人ならグランドスタッフとして使う英会話において、正確な文法を駆使した構文組み立ては十分必要レベルに到達していると思います。
つまり、後は聞いて(リスニング)返す(スピーキング)能力をいかに高めることが出来るか?
『実践英語会話集 空港編』とかなんかにサラッと目を通し、(あ、これなら楽勝。全部理解出来るし自分大丈夫だわ)なんて安易に結論付けないこと!
読んで理解できても、実践で使えるかどうかは別です!!!
是非、訓練する方向を間違えないように“使える”英語習得に邁進して下さい。
アウトプット(発話)大事よ。
※注意 youcanspeakは文法をひととおり押さえてない人にはおすすめしません。そういう方は、まず英語の基礎文法から!